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博多の森はなんか良かよ〜

炭鉱跡巡り

ゴールデンウィーク半ば、墓参りと親戚に会いに熊本へ行ったよ。
高速道路使わずにのんびりと下の道。
富岡製糸場世界遺産登録見込みのニュースもあったんで、行きしな大牟田~荒尾に寄り道、世界文化遺産を目指す三井三池炭鉱跡を見て回った。

行ってみるとあまり観光地化は進んでなかった。
規模も小さいし分散してるんだね。
近くで見ると保存状態もあまり良くない印象かな。


三池炭鉱万田坑

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三池炭鉱宮原坑跡

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三池炭鉱宮浦坑跡

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1963年の三井三池三川炭鉱炭塵爆発事故、死者450名強、一酸化炭素中毒者840名弱は戦後最悪の炭鉱事故、労災事故だったらしい。
当時、熊大病院勤務看護婦だった母は現場に駆り出され壮絶な現場を目の当たりにしたそうで、昔何度か話をしてくれてた。

車の中で、今まで聞いてなかった話を母が語りだした…助かった人も一酸化炭素中毒で植物状態、看病する家族の呼びかけに全く反応しない、それを側で見て何もできない自分はいつも泣いてしまって…ほんと私看護婦失格だったのよ、と。
そんな母をふと見ると、目に涙が溢れてた。

近代化産業遺産やら歴史的建造物遺産との事だが何だかな~複雑な気持ちになったよ。
数多くの犠牲を払い近代化が進み、現代の日本があって、僕らはのうのうと生きてるんだな。