今日は朝から坐禅会
そして2/15は釈迦入滅(にゅうめつ)の日、つまり命日だ
この日の法要を涅槃会(ねはんえ)と言う
この時期だけ、涅槃図のご開帳がある
畳2畳はあろうかと思う大きな掛け軸…
1700年代の作品を近年に修復が行われて色鮮やかに見ることができる
さすがに写真を撮るのははばかれるので目にしっかり焼き付けた
下の写真は似たタッチの涅槃図のサンプル画像
満月の夜の川沿いの林の中、
周りに沙羅双樹の木が8本、半分は生き生きと、半分は枯れている
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色…」平家物語の冒頭の一説、栄枯盛衰、世のはかなさを感じるな
天上界から釈迦の母が雲に乗って降りて来て赤い薬袋を投げるが、沙羅双樹の木に引っかかってしまっている
中央の釈迦が北を枕にして西を向いて横になっており、北枕が不吉とされる由縁となったが、実はそれは誤った解釈のようだ
そして、釈迦の入滅を悲しむ弟子や虫、獣がそれを囲む
ちなみに、訪れた順に ね丑寅…と十二支の順になった、牛の頭に乗っていたねずみはゴール直前飛び降りて牛より先になった、いつもねずみを追い回している猫は釈迦の入滅さえ教えてもらえずに行きそびれ十二支に入れなかった、など 何処かで聞いたことある話もこの絵に詰まっている…
そんな絵解きもあった
その後、お抹茶と桜羊羹をいただいた
甘いようかんに塩ずけの桜の葉が入っていて美味